倉敷市にて外構工事・左官工事等を承っている、岸田工業の岸田愼太郎です。
外構では、土間コンクリートの打設を検討する方がほとんどで、お客様からはそれに関する質問を多くいただいております。
先日、とあるお客様よりご自宅の駐車場をコンクリートにしたいとのご相談がありました。
しかし、具体的なご要望についてお伺いすると、とくにどれにすればいいのか分からず、こだわりもないのでできればお任せしたいとのご返答が。
たしかに外構はコンクリートに留まらず、さまざまなデザインや素材があるので選択肢が多いため、これという正解が存在しません。強いて言うならお客様が「これだ!」とピンとくるものが正解、といったところです。
ただ、お客様によっては細かく用途が変わってくるので、ある程度のご希望は固めてもらえると助かるのも本音です。
今回は、自宅の外構にコンクリートを取り入れたい方へ、ぜひ参考にしていただきたいコンクリート仕上げと、参考になるデザインについてご紹介いたします。
■なぜコンクリートが選ばれる?
住宅街を歩いてみると、ほとんどのお家の外構にはコンクリートが使用されています。
コンクリートが選ばれるのはなぜでしょうか。
・耐久性がある
コンクリートは耐久性が高く、その寿命は鉄筋が入っているなら40年ともいわれています。
車の重量・摩擦にも耐えうるので、外構以外に商業施設の駐車場やトンネル内の道路などでも使用されています。
・メンテナンスが楽ちん
コンクリートで地面を覆うので、目地を除いて雑草が生えてきません。
また、表面が平らなので、砂利やインターロッキング、レンガに比べると掃除がしやすいメリットがあります。
・どのようなお家でも合う
コンクリートは白っぽい仕上がりになるので、基本的にどのようなお家でも悪目立ちしません。
モダンからナチュラルまで、最終的にコンクリートを選んでもしっくりくるでしょう。
・車が汚れない
何もない土の状態で駐車をすると、タイヤやボディが汚れるほか、晴れている日は土埃が舞います。
コンクリートで舗装されていれば、このような土汚れがつきません。
・水溜まりができない
コンクリート自体に水を吸収する力はありませんが、施工時に水勾配といった緩やかな坂をつくるので、水溜まりはできません。
そのため、水撥ねなどの懸念が少ないです。
■コンクリート仕上げの種類
このコンクリートを打設する場合、以下のような仕上がりを選ぶことができます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、ご自身にあったものを選ぶようにしてみてくださいね。
・金鏝仕上げ
表面がつるつるの状態になるコンクリート仕上げです。
コンクリートを乾かしている段階で、ある程度固まったときに、表面を金鏝(かなごて)という道具で均します。
土間コンクリートでは最もスタンダードでしょう。
メリット
施工時にしっかりと金鏝で押さえることにより、ひび割れが起きにくくなります。
また、表面がつるつるとしているので、掃除が簡単でしょう。
デメリット
つるつるゆえに、雨の日は滑りやすくなります。そのため、勾配のある場所や通行の多い玄関アプローチ、スロープには向いていないでしょう。
職人の技量が問われるため、左官技術が未熟な職人だと粗さが目立つかもしれません。
・刷毛引き仕上げ
表面に縦筋が入ったコンクリート仕上げです。
コンクリートが乾ききらないうちに、表面に刷毛で筋をつくります。
メリット
表面がざらざらしているのでグリップがきき、滑り止めになります。勾配がある場所だとこちらが向いているでしょう。
小さなお子様や高齢者、車いすや杖を使用している方がいるならおすすめです。
なお、車については金鏝でも刷毛引きでも、発進や停止にとくに支障はありません。
デメリット
ざらざらしているので、土汚れなどが取れにくくなるでしょう。
金鏝仕上げよりも、メンテナンスの手間がかかるかもしれません。
・洗い出し仕上げ
正確に言うとモルタルですが、種石という砂利や玉石、ガラスの粒が表面に浮き出た仕上がりです。
下地に種石を混ぜたモルタルを塗り、固まる前に刷毛やスポンジ、散水ホースなどを使ってモルタルの表面を水で洗います。
伝統的な左官技法なので、とくに和風建築にぴったりです。
メリット
高級感があり、凹凸があるので滑り止めにもなります。
玉石の種類が多いため、同じ洗い出しでもまったく同じ見た目になることは少なく、個性を出せます。
デメリット
金鏝仕上げと同じく、職人の腕が問われるでしょう。
また、時間がたつと玉石が取れてきてしまうので、粒が大きいと取れた部分が目立つかもしれません。
■参考になるデザイン
コンクリート仕上げといっても、その取り入れ方は、お家よってさまざまです。
こちらでは、参考になるコンクリート仕上げのデザインについてご紹介いたします。
・タイヤが乗る部分だけ
土間コンクリートは費用がかかるため、外構部が広い場合や費用を抑えたい方におすすめです。
・目地を入れて、駐車部分全体に
コンクリートは広範囲になると割れやすくなりますが、写真のように目地を入れると割れにくく、長持ちします。
目地部分には芝生以外に砂利やレンガで埋める方法があります。
・別の素材を取り入れる
コンクリート以外に、タイルやレンガが使用されており、高級感のある仕上がりになっています。
・コンクリート仕上げを使い分ける
写真では、金鏝仕上げと洗い出し仕上げの両方が使用されています。表情が出てセンスある外構になっていますね。
■岡山県での外構工事は岸田工業まで!
岸田工業は、岡山県内にて外構工事・エクステリア・左官工事のほか、サイディング工事・水回りリフォームを承っております。
当方は倉敷市に根ざして、33年ほど工事に従事してきました。
左官技術につきましては「一級左官技能士」「左官指導員」という資格を保有しており、コンクリート仕上げに自信がございます。
新築・リフォームは問いませんので、ご計画中の外構工事がいくらほどになるのか、お気軽にお見積りをいただければ幸いです。
■まとめ
コンクリートを外構に取り入れようとすると、さまざまな仕上がり、デザインの多さに辟易するかと思います。
できるだけ、参考になるお家の外構を探してみたり、実現したい要素について考えてみるといいかもしれません。
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